カザフスタンでノマドをする予定はなかったのですが、長い旅行に疲れ、現地の料理に飽きてきたため数週間ほどキッチン付のアパートに滞在して仕事をすることにしました。
結論からいうと、タイのようにコスパの良さや美味しいローカルフードを求めている方には不向きかと思います。アルコール系はタイより安く破格のお値段なのでお酒が好きな人には嬉しい毎日かも!?
アルマトイで何故ノマドをすることになったのか?
カザフスタンのアルマトイは旧首都であり、中央アジアで一番都会といわれています。
地下鉄があり、街並みは旧ソ連の面影も残しつつもヨーロッパにいるのかと錯覚してしまうほど。穏やかな雰囲気で居心地が良さそうだなと思ったのがきっかけでした。
本物のノマド(遊牧民)がいるカザフスタンでノマドワーカーの話しをしたら笑われそうですが(笑)
アルマトイ内にはカフェも多くあり、中央アジアで唯一スタバがある国です。どこのカフェもWiFi速度は早く、SIMのデータ通信もかなり安いです。ノマドをするには良い環境だなと思いました。
※アルマトイに滞在した時期は温暖な7月〜8月だったので冬は極寒で外出は辛いかもしれません(家の中は暖かいです)
アパートはどうやって探したか?
カザフスタンで宿の予約はBooking.comが主流で宿泊費は現地払いです。
Booking.comでアパートメントをホテル代わりにして掲載しているものもあり、そこで良さげなアパートを予約しました。
ゲストハウスで共用キッチンを使うという手もありますが、単独で使えるものでもないし、仕事に集中したいためアパートに滞在することに。
アルマトイで滞在したアパート
アルマトイには旧ソ連時代からある古く安いアパートもあり、コンドミニアムが集中する新しい住宅街も多くあります。
現地の人に聞いたら家賃の相場は300ドル〜500ドルほどで高級マンションは月10万以上以上。以前カザフスタンは物価が高い国でしたが変動為替制度に移行してテンゲ安になったため物価は随分下がりました。今はキルギスの首都ビシュケクと大して差はありません。
①旧ソ連時代からあるアパート
まず、Booking.comで立地と値段で決めて予約したアパート。
こうやって見ると良さげでしょう?1泊6,000テンゲ(2,000円ほど)。
基本カザフスタンのアパートはキッチンが欧米式で設備が整っています。
実はこのアパートを予約したにも関わらず、オーナーが予約に気付いてなかったとうハプニングが!チェックイン時間になっても来ないのでオーナーに電話をかけたらオーナーはその時にこのアパートの予約に気付きました..。
オーナーはすぐ来てくれましたが既にこの部屋は滞在している人がいるとのこと(笑)これ旧ソ連あるあるらしいです。
で、オーナーは別のアパートの部屋を紹介してくれました。高くなってしまいましたが・・。
※カザフスタンではアパートの所有者がホテル代わりに貸すことはとても多いようです。万一、部屋が埋まっていても友人が所有するアパートを紹介してくれます。
②2泊だけしたアパートメント
オーナーが所有するアパートにたまたま2日間だけお兄さんが滞在しているとのことで、空くまで友人のアパートを紹介してくれました。
コンドミニアムタイプで部屋は広いリビングルームとベッドルームの計2部屋。
市内の中心から離れましたが、近くにショッピングモールがあります。
1泊9,000テンゲ(3000円ほど)
見た目はとても立派ですよね?でも滞在中に色々欠陥があることに気付きました。
台所やシャワーの排水が詰まりやすく水回りは完全アウト。友人の話しによると旧ソ連は水回りがダメなところは多いようです(キルギスもそうだった)。ほかにベッドのスプリングが壊れてて痛くて寝心地はいいものではありませんでした。
この内容を考えると9,000テンゲは高いなと思いました。基本先払いなので払った後に後悔。
これを機に事前に部屋の水回りやベッドなどをきちんと確認して滞在するか決めることに。結果ここのアパートは2泊だけで延長はやめました。
③最後にやっと満足の行くアパートに滞在
オーナーの所有する別のアパートが空いたので移動。基本オーナーが車で送り向かいしてくれたので助かりました。
なんと場所はショッピングモールの真横にあり立地は素晴らしいのひとこと!
街の中心からは遠いですが、スーパーも近いし、モール内にカフェも色々あるので生活を重視するならとても便利でした。
部屋はこのような感じ。1泊9,000テンゲ
スタジオタイプで広い部屋が1つのみ。
こちらがキッチン。
ケトル、電子レンジ、オーブン、冷蔵庫、食器や鍋はすべて揃っています。塩胡椒、オリーブオイルも置いてありました。
トイレ・シャワールームは広く、水圧はとても良かったです。
ここに洗濯機もあります。冬になるとタオルがけにお湯が通る仕組みでヨーロッパと同じですね。
水回りも全く問題なし。困ったことと言えば、洗濯機がロシア語で解読が大変だったこと(笑)当時グーグルレンズの性能は今ほど良くなかったので。部屋のクリーニングもオーナーに言えば、無料でハウスキーパーさんが入ってくれるので助かりました。
数日試しに滞在して問題がなかったので2週間延長しました。
アパートによって既に予約が入っていたり、延長が出来ない可能性もあるので要確認。おそらくディスカウントも言えば出来たのかもしれません。
偶然オーナーが日本好きで日本語を勉強していた方で何度か観光に連れて行ってくれて案内してくれたり、美味しいレストランでご馳走してくれたため、ディスカウントしてと言いづらくなってしまいました(笑)
このアパートは外国人駐在員も多いようで韓国人や日本人の方を時々見かけました。
カザフスタンのスーパーで食材を買って料理してみた。
スーパーの食材はまあまあ手頃な値段でパスタの種類は豊富でお米も安いです。1年の半年以上は気候が寒いため、野菜などの種類は限られますが量り売りで日本より安く買えます。
さすがカザフスタンと言いたいくらい乳製品の種類はとても多いです。これはチーズの量り売り。
これはカッテージチーズで250円ぐらい。
バターはどれもクオリティが高くパンに塗って食べると最高に美味しかったです。
特に小麦粉、ベーキングパウダー、牛肉、アルコール類は破格の安さです。
例えば、500mlの缶ビールが60円ぐらい、ボトルワインは200円〜、サーロインの牛肉が500gでなんと300円!
イスラム教徒が7割を占める国なので豚肉が売られているところはロシア系商店などに限られますが、大きいショッピングモールにあるスーパーにはかろうじて豚のベーコンは売っていました。
ベーキングパウダーと小麦粉が破格のお値段なので、朝食はパンケーキ。見た目は良くありませんが・・。そういえば、カザフスタンやキルギスってハチミツも美味しくて有名なんですよ。ハチミツをたっぷりかけていただきました。
モール内には「LA TARTINE」という美味しいパン屋があり、そこでクロワッサンやバゲットを購入。とてもクオリティの高いクロワッサンが1個490テンゲ(160円ほど)。
参考サイト カザフスタンで私が毎日訪れる場所〜Dostyk Plaza〜
このパン屋の存在はカザフスタン駐在妻であるみきてぃさんのブログで知りました。←みきてぃさんありがとうございます!
サーモンとオリーブも日本より安かったので、お昼はサーモンサンドにしてみました。パンのクオリティは最高だし、野菜のトマトは濃くて美味しいんです。
キッチンの使い勝手も良く念願のパスタが食べれました。ベーコンと生クリームが安かったのでカルボナーラに。
日本では考えられないような値段で買えたサーロイン500g(300円ほど)。ステーキにして美味しくいただきました(笑)備え付けのポテトはお惣菜コーナーで購入。4個で100円しなかったかと。
油、小麦粉、野菜が安いならチヂミも作れちゃいます。これが一番安い食材でした(笑)
醤油やごま油も日本メーカーにこだわなければマギーので充分間に合いますし、小さいボトルなら200円と安いです。
毎日ノマドしたカフェ
基本午前中は家で仕事、午後はすぐ隣にあるショッピングモールにスタバがあったのでそこで毎日ノマドワークをしました。値段は日本より少し安いくらい。週末は家族連れで混んでいましたが、席が空いていないということはありませんでした。※スタバは基本英語OK!
アルマトイ市内中心なら洒落たカフェも多くあるので、中心地に滞在すればもっと色んなカフェでノマドを楽しめると思います。基本カザフスタンのカフェはどこもWiFiがあり速度も早めです。
関連記事 【アルマトイ】街中にあり、くつろげる洒落たカフェ『CAFE Nedelka』
まとめ
またここでノマド生活をしたいか?と聞かれたら、そんなに安くないしカザフスタンの外食はどうしても飽きるので結構悩むかも(笑)人はとてもフレンドリーで親切だし、居心地は良いので短期旅行ならまた是非来たいです。
今までノマド生活をした国は(2017年現在)、タイ、マレーシア、インド、台湾、キルギス、カザフスタンとなりますが、個人的にはコスパや食事、生活の便利さを含めるとタイを越えるところは今のところないです(笑)ここは旅行のついでに短期間のノマド滞在が調度いいかなと思いました。