ここカラコルで珍しくドンガン族が造った素敵なモスクがあるのでご紹介。
ドンガン族とは?
19世紀に清朝の弾圧から逃れて来た中央アジアのカザフスタンやキルギスに住む中国系ムスリムのこと。
中国では回族(フェイ族)と呼ばれる少数民族の1つであり、元々は対外交易が盛んであった唐から元の時代に中央アジアやインド洋を経由して渡ってきたアラブ系・ペルシア系の子孫のこと。漢民族の混血化が清時代まで進み、今現在の見た目は漢民族とあまり変わらない。
※Wikipedia参考
ドンガンモスクの場所
場所はカラコル中心から徒歩10分ほどの距離。
こちらがドンガンモスクの入口。
ムスリムでなくてもモスク内以外は入ることが出来ます。
入ってすぐにこんなものが。
おそらくトルコから援助などがあったのでしょうか?文字が分からないので読めませんが。
木造建築が珍しいドンガンモスク
こちらがドンガンモスク。
普通のモスクとは随分異なった風貌でモスクというよりお寺のような感じにも見えます。
このモスクは1907年建築で釘を1本も使わず建てられた木造建築です。建築家Chow Szeの指示により、30人にも及ぶ職人の手によって建てられました。
中はイスラム教徒以外入ることは出来ませんので、入口から見るのみとなります。
モスクの壁には神話的な動植物を示す装飾や彫刻模様が施されていますが、これらはモスクを悪霊から守るためなんだとか。色々と奥が深く、今まで見て来たモスクとは随分違う、碧く色鮮やかなモスクに見入ってしまいました。
まとめ
建築物自体も珍しいものなので、カラコルに来たのなら観光地でここはイチオシしたいです。
見ているだけでも飽きない不思議なモスクでした。