台南名物のエビ飯とは?
中国語で『蝦仁飯(シャーレンファン)』いい、ひとつずつ丁寧に新鮮なエビの殻と背わたを取り除き、醤油、砂糖、ネギで炒めならがら旨味を閉じ込め、かつお節の出汁で炊いたごはん。
余ったエビの殻は鴨のご飯になり、栄養たっぷりの鴨卵が生まれます。全く無駄のないすばらしい料理。
ここ台南では『矮仔成蝦仁飯』と『集品蝦仁飯』という2つ有名な蝦仁飯(エビめし)のお店があります。どちらが美味しい?と聞かれたら答えるのは難しいところ。どちらも美味しいですが、個人の好みで分かれると思います。
集品蝦仁飯のエビ飯を食べに
こちらが『集品蝦仁飯』のお店。
場所は海安路にあり、保安宮の近く。台南駅からは徒歩で行くと30分以上かかるので、出来ればタクシーで行くことをオススメします。
もう一つの有名店である『矮仔成蝦仁飯』もここから歩いて数分ほど。
こちらは注文表。
矮仔成蝦仁飯と比べてサイドメニューの種類は多いですが、料金は少し上がります。ここでは注文票へ記入し店員さんへ渡し、食べた後に料金を払うという仕組みでした。
色々な方達のブログを拝見しましたが、集品蝦仁飯のほうが美味しいという方が多いよう。食べ比べが楽しみ。
集品蝦仁飯のエビ飯のお味は?
早速注文したお目当ての蝦仁飯(エビめし)が来ました。50元。
見た目は矮仔成蝦仁飯のとほぼ同じですが、違いを説明すると集品蝦仁飯のエビ飯ほうがエビが少し多めで、ご飯の色味がやや濃いです。料金はこちらのほうが少し高いのは納得。
まず一口目は、口の中でエビの旨味とネギの風味ふんわり、味はしっかりめで矮仔成蝦仁飯よりこちらが美味しく感じました。
どちらもエビもプリプリして新鮮なのが分かります。こちらも噛めば旨味がしっかり出て来る。ただ、始めは美味しいと思ったのですが食べるにつれて濃い味つけと少し油っこさを感じたため、飽きる感じがありました。
ここのエビ飯は味が濃いめなので鴨の卵焼きをのせて食べるのがオススメ!
食べ終わった後の感想では矮仔成蝦仁飯のほうが個人的に好みです。
こちらも是非一緒に試して欲しい『蛤仔湯』35元
ハマグリのダシがとても効いていて、生姜が入ったシンプルなあっさりとしたスープ。ややハマグリもこちらが多め。
茹で野菜の『茹青菜』25元
時期により青菜の種類も変わりますが、私が食べた時はほうれん草でした。ニンニクが効いていて美味。
鴨の目玉焼き『煎鴨蛋』1個15元。鶏の目玉焼きもあり。
矮仔成蝦仁飯のように黄身の固さは指定出来ず、半熟に近い目玉焼きが来ました。
もちろんエビ殻を食べている鴨の卵なので、黄身が濃厚で美味しい。味の濃いここのエビ飯にのせて食べるとなお美味しく感じました。
『矮仔成蝦仁飯』と『集品蝦仁飯』でエビ飯を食べ比べした結果、『矮仔成蝦仁飯』は上品な味で『集品蝦仁飯』は下町風という感じでしょうか?
やはり台南名物の中でエビ飯は一番推したいです!もし台南へお越しの際は是非エビ飯をお試し下さい。
アクセス:台南駅からタクシーで5~10分ほど。
営業時間:8:00-21:00
定休日:不定休
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