<ネパール・タンセンで5年振りの再会、子供達への届け物 その1の続き>
朝8時半にアシナちゃんの家に行き、一緒に学校へ。
学校までは歩いて20分ぐらいらしい。
タンセンは山道で鋪装されていない道も多い。
なので、登山した帰り道のような感じだ(汗)
これが結構ハードな道で・・なかなかこたえます。
アシナちゃんは私達に気を使い、歩きやすい道を時々選んでくれました。
スニーカーじゃないと絶対厳しい!
学校へ到着。
アシナちゃん達が通う学校は、タンセンで一番大きい学校だそうで。
学校へ入ると、とにかく凄い生徒の数!
私達が外国人のため、注目を浴びる浴びる(笑)
学校の先生の方達も出て来て、わざわざ私達に挨拶をしに。きょ、恐縮です!
5年前に撮った写真を届けに来たと伝え、写真を見せたら
私が写真を撮った子達の担任がいました。
担任の先生は懐かしそうにその写真を見て
「この子達はいつも一緒で今でもお互い親友なんですよ!」と嬉しそうに言い、わざわざ先生がその子達を呼びに行ってくれました。
で、5年振りの再会!!
その子達の成長ぶりを目の前にして、私もびっくり!
こんなに大きくなったのね!5年の月日は長い・・・。
2人共、みんなから注目浴びているせいか凄く恥ずかしそう・・(笑)
今は彼女達は16歳。日本で言えば高校生。
無事写真を渡せました!
で、もう1人の女の子がこの子。
アシナちゃんが、一緒に探してくれて階段の踊り場にいるのを発見!
早速写真を渡したら、彼女も注目を浴びて凄い照れ気味。
また成長ぶりを見て、大きくなったなあ・・・と感動・・。
写真を渡し終わった後、アシナちゃんのクラスへ。
女の子組・・少し照れ気味・・・(笑)。
学校訪問は毎度ながら楽しいね!
今日の授業は11時から13時までとのこと。
授業前には毎朝朝礼があるらしく、私達も見学しに。
まず、驚いたのが
朝礼でのやりとりをすべて英語で行っていること。
だからみんな英語を結構話せるのか。
日本の朝礼でも良く見かけるように
ここでも表彰が。
日本では賞状を渡されるけど、こちらではおでこに赤い印をつけられます。
文化の違いはいつ見ても面白い。
朝礼が終わった後、授業が。
今日は13時から、生徒達の演劇が始まるそうで。
それまで暇つぶし・・・。
校庭で先生の方達とおしゃべりしたり
この学校にカレッジもあるらしく、そこの生徒達が
クラスへ遊びに来てと言われ色々とおしゃべり。
みんな、英語がとても上手。
カレッジの生徒だとそこそこお化粧もしている子も。
ネパールは様々な顔立ちの子がいます。
美男美女も多いし、インド系みたいな人がいるのは勿論のこと。
私達に似たモンゴル系もいれば、東欧のような顔立ちもいたり、と人種は様々。
そこで面白い情報が。
なんと、ここタンセンに20年近く住んでいる日本人の方がいるそうです。
あだ名はOKバジさん。タンセンで知らない人はいなくいらい。
お会いしたいと思っていましたが、後に体調を崩し諦め・・。
で、授業が終わると生徒達が校庭へ集まって行きます。
今から生徒達の演劇が始まるとのこと。
その時に司会をしている2人組の子が
私達の名前をゲストとしてアナウンスするので、
名前を教えて欲しいと聞いてきました。
アナウンスもすべて英語でした!す、凄い・・。
日本もこうやって英語の場をもっと設ければ、
私達が日本や海外でお金を出費せず、英語学校に行かずに済むのに・・。
服装も本格的にちゃんとしたり、みんなとても良く工夫しています。
面白い劇だと、子供達も夢中で見ていましたが
あんまり面白くないと・・・ざわざわとおしゃべりが始めり
先生がちらほら注意する姿も(笑)
と演劇は1時間ほどで終わり、下校。
今度は、帰り道がとても大変!
来る時は下りだったので良かったけど、
帰りはずーっと上り!みんな途中途中休憩しながら帰ります。
もう山を登って帰り、クタクタで宿へ帰るところ
アシナちゃんが今日はタンセンの町を案内してくれるとのことで
じゃあ、20分後に集合ね!と言って来ます。
そ、、それは絶対無理!子供は元気過ぎる!
せめて1時間後にして欲しいと言いました。
その後、アシナちゃんとアシナちゃんの友人が
仏教のお寺など色々と連れてってくれました。
彼女達の言葉や振る舞いを見てると
日本の同じ歳の子達より随分大人だなと感心してしまうほど。
ほんと、しっかりしています。
あの時は、6歳だったのに
今はこうやって英語で町を案内してくれるまで
成長した彼女を見て感動・・・。
ほんとまたこの町に来て良かった。
写真を渡せて良かった。
今から6年前、ラオスのルアンナムターで会った
日本人のオジさんの言葉を思い出します。
その方は、毎年1ヶ月ぐらいラオス北部と中国雲南省に
来るのが好きで、いつも同じ家族の写真を撮って毎年届けてあげているだそうです。
「ほとんどの旅人は、すぐ次の国へ行こうとして同じ国、同じ場所に訪れやしない。
もし旅先で現地の人を写真を撮ったら、郵送で送るんじゃなくて
ちゃんと自分の手で届けてあげなさい。その喜ぶ姿は一生忘れられないし、
それこそが本当の旅の醍醐味だよ」と。
私は同じ国ばかりに行くことが多いですが
こうやって写真を届けに来たのは今回が初めてです。
おじさんが言った言葉が、今やっと分かりました。
子供達の写真をまた撮ったから、
またタンセンに来る理由が1つ出来ました(笑)