トルコに移住してから半年が経ちました。
移住後は国内旅行すら楽しんでなかったので、前から行きたかった念願のブルサへ2泊3日の旅行に行ってきました。
オスマン帝国の最初の首都だった古都ブルサ。美しい歴史的建築物が数多く残り、かつてシルクロード西端の街として栄えました。
見所が多く温泉で有名なブルサですがご当地グルメもたくさんあるんですよ。
ブルサで絶対に食べておきたいご当地グルメ
老舗から地元民に愛される日常グルメまで、どれも美味しいですが特に食べておきたいものをご紹介。
絶対外せない一品!イスケンデル・ケバブ
トルコ料理で最も有名なイスケンデル・ケバブ(Iskender kebabı)
実はこれブルサで生まれの食べ物なんです。ブルサに来たらこれを食べずに帰れないですよ!
ヨーグルトを添えたドネルケバブの上にトマトソースをたっぷりかけ、仕上げに溶かしたバターをまわしかけた料理。
これがもう絶品なんです!
バターたっぷり…
なんて罪深き食べ物なんだ。#ブルサ #トルコ旅行 pic.twitter.com/1XWk24RLw7— コピ🇹🇷 (@sabaneko01) April 2, 2022
肉の下に敷かれてるパンも味がしみしみで美味しいし、ヨーグルトの酸味でこってりさが相殺されてめちゃ進む。けどカロリーは相殺されないので要注意(笑)
ブルサの山で育った羊肉を使っているからか羊特有の臭みは感じられませんでした。羊肉が苦手な私でも美味しく食べれましたよ。
ブルサ一番の名物なのでイスケンデル・ケバブを提供するレストランは数多くありますが老舗有名店は3店あります。
私が食べた店はコチラ ↓
▶︎ İSKENDER ® Tarihi Ahşap Dükkan 座席数が多いので並ばず入店できます。
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ピデリキョフテ
こちらもブルサ代表グルメの一つ。
イスケンデルケバブのキョフテバージョン!ピデリ・キョフテ(Pideli Köfte)
イスケンデルケバブより手頃なお値段で比較的あっさり。羊肉が苦手な人はこちらを食べるのがオススメ。
もちろんこちらも大変美味。
老舗店が数店ありますが私はこちらで食べました↓
▶︎Kucuk Saray Pideli Kofte Salonlari ←数十年続く人気店。
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ブルサ・ジャントゥク
ジャントゥク(Bursa cantık)はピデの一種で普通のピデより小さく厚みがあり、ボートや円の形をしたもの。
地元民は朝ごはんに食べる方が多いそう。
これもブルサ名物!丸いひき肉のピデ🍕Bursa cantık。
いつでも焼きたてアツアツ、生地はモッチモチ!サイズが小さいからかあっという間に3枚ペロリ😋1枚10TL。地元民には朝食としても人気だそう。#ブルサ #トルコ旅行 pic.twitter.com/JJudIpGAoS— コピ🇹🇷 (@sabaneko01) April 2, 2022
主な種類は
・uymali ひき肉
・peynir チーズ
・karışık ミックス(ひき肉&チーズ)
・kuşbaşıli カット肉
私はカット肉以外の3種を食べました。個人的にはミックスが一番好きかな。
1人で二つは食べれると思います。
私た食べたcantık屋さん↓
▶︎ Acı Dayı Pide Ve Cantık Salonu
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タヒーニ ・ピデ
これは私がめちゃハマったブルサ名物「タヒーニ・ピデ(Tahinli Pide)」
トルコ語でタヒーニは胡麻という意味。胡麻ペーストのパンで朝ごはんやおやつに最適!
ブルサの街中にあるパン屋なら高確率であります。
お店によって甘さや大きさが異なるので余裕があったら食べ比べしてもいいかなと思います。
イスタンブールに戻ってからはこのタヒーニ・ピデが恋しくてたまりませんでした。なんでブルサにしかないの..泣
私が食べたお店はこちら ↓
▶︎Abdal Simit Fırını 地元の人に大人気。Simitなど他のパンも絶品です。
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お店で買ったパンを持ち込んで裏でイートインできます。
▶︎Tarihi Taş Fırın 普通サイズとビッグサイズの2種類のタヒーニ・ピデあり。
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お店の前でイートイン可能。座席数は少ないです。
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ケスターネ・シュケリ
ブルサは知る人ぞ知る栗の産地として有名。ケスターネ・シュケリ(Kestane Şeker)はいわゆるマロン・グラッセでケスタネは栗、シュケリは砂糖という意味。
ブルサ旧市街にある多くのレストランでデザートメニューとして置いてあります。
他にチョコレートで包んだチコラータリ・ケスターネ・シュケリ(Çikolatalı kestane şekeri )というのもあり、栗の砂糖漬けと違い甘さ控えめ。どちらもお土産さんにもあり箱買いができます。
お土産用を買うなら常温ではなく冷蔵されているケスターネ・シュケリが甘さ控えめで美味しいらしいです。私は常温のを買ってあまりにも甘すぎて後悔しました..。
焼き栗の屋台も余裕があったら是非お試しください(ちょっと高め)。他の都市で食べる焼き栗より大きめで甘くて美味しいですよ。
コザハンで一服
こちらはお茶を飲みながら雰囲気を楽しむ場所。📍地図
石造りのレトロな雰囲気が漂うコザハンで一服☕️
古くから絹糸や繭の取引がされてきた場所で1490年にバヤジト2世によって建てられたらしい。かつて隊商宿(キャラバンサライ)もありました。#ブルサ #トルコ旅行 pic.twitter.com/bDKUvUrsit— コピ🇹🇷 (@sabaneko01) April 3, 2022
コザハンは古くから絹糸や繭の取引がされてきた場所。かつてシルクロードを渡って来た商人達の隊商宿(キャラバンサライ)もありました。
現在も建物内は高価なシルクショップがあり、お得な値段で購入できます。
ご当地グルメではないけど人気店
ご当地グルメを食べ続けていたら胃がもたれてしまい(さすがに溶かしバター2日間はキツかったようです泣)..違うものが食べたくなり地元で人気のお店を訪れました。
マントゥとチーボレキ
クリミア・タタール系の人が経営する老舗のマントゥ屋さん「Akay Cig Borekcisi」
マントゥは小さい水餃子、çiğ börekチー・ボレキは薄い生地で包まれた大きい揚げ餃子。
トルコでマントゥ専門店のほとんどはクリミア・タタール系が経営しています。メニューは数種類しかない潔さ。
こってりした食べ物が続いた時はこのお店が癒してくれました。
マントゥはミントパウダーのかけすぎ要注意。かけすぎると歯磨き粉の味になります..笑
店主のおじさんは気さくで親切でした。
▶︎ Akay Çiğbörek
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カサンディビとドンドゥルマ
地元民に人気の1927年創業の老舗スイーツ屋さん。
特にカザンディビ(kazandib)とアイスクリームが美味しいと有名。
カザンディビは大鍋の底という意味で表面をキャラメリゼしたミルク系プリン。米粉やコーンスターチを使っているのでモッチモチの食感が楽しめます。
オスマン帝国時代から食べられている伝統スイーツなんですよ。他のトルコスイーツほど甘くないので日本人にも馴染みやすい味。
ここのは今まで食べたカザンディビで一番美味しかったかも。でも1人1個食べきるのは結構しんどい..。
私はテイクアウトしましたがお店ではアイスと一緒に食べるのが主流のようです。
▶︎ Mehmet Tanju Geye Dondurma 小さいお店なので見逃しやすいかも。
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ヘルヴァ専門店
1933年創業の老舗ヘルヴァ屋さん「Mehmet Helvacı 」
このお店の前を通った時、人の出入りが多くて気になり調べたところヘルヴァの名店と知りました。
ヘルヴァは胡麻ペーストのお菓子で甘くコクがあり、胡麻の香ばしさがたまらなく美味しいんです。
ここのはさすが老舗名店と言わんばかりに胡麻の風味が豊かで美味でした(カロリーは高いので食べ過ぎ注意!笑)
定番の胡麻ヘルヴァ以外にチョコレートやピスタチオミックスのヘルヴァも売ってます。
お持ち帰り専門ですが大きいパック以外に量り売りもしています。
私は300gほど購入して数日に分けて家で食べました。
▶︎Mehmet Helvacı
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まとめ
ブルサはイスタンブールから片道2時間ほどと気軽に行ける距離なので日帰りで行く人も多いです。充実した観光やグルメを楽しみたいなら2泊以上は欲しいところ。
今回は主に旧市街周辺で食べれるグルメを紹介しました。
味わいを通じてブルサの文化の一端に触れられる良い機会になりますように。
インフレの影響が激しいため価格は記載しませんでした(毎月値上がりするので..)
メニューの価格はグーグルマップの写真で事前にご確認ください。
動画でもブルサ観光を含めまとめています。良かったら見てくださいね。